やはり直接現場を見せていただいて、現場の声を聴くことが大事ですね。
皆さんほんと楽しそうに前向きに学ぼうという想いが伝わってきました。先生たちもそれぞれが工夫し、とても丁寧に授業をされていました。夜間中学の存在をぜひ、たくさんの市民の皆さんにも知ってほしいです。
皆さん夜間中学校知っていますか？
地元生野区の東生野中学校にあります。平成9年に開設され、28年目です。校長は、夜間中学の校長も兼ねています。
現在、川田校長は全国夜間中学校研究会会長、近畿夜間中学校連絡協議会会長でもあり、夜間中学の課題解決、啓発に向けて尽力してくれています。大きな役割ありがとうございます。
教頭は昼間と夜間それぞれに配属されています。夜間中学の先生は、12時45分～21時15分までが勤務時間です。授業時間は、17時30分から21時です。
現場からもたくさんお話を聴かせていいただきましたが、まずは、必要な人に「ここで、学ぶことができる」という情報が届くことが大きな課題です。これは社会福祉のサービスも共通した課題です。
そして、市民の皆さんへの周知、理解促進です。夜間中学があることを地元の人たちもなかなか知らないですから。
給食のこと、教職員の中にも夜間学級をなかなか知る機会が少ないこと、高校進学のことなどたくさんのこと聴かせていただきました。まずは「きて、みて、知って夜間中学」ですね。
文部科学省は、全ての都道府県、指定都市で設置を促し、現在、中学校夜間学級（いわゆる夜間中学）は31都道府県・指定都市に53校が設置されています。
大阪市では、義務教育の年齢(満15歳)を越えており、中学校を卒業していない方や実質的に十分な教育を受けられないまま中学校を卒業した方で、入学を希望する方に対して、夜間に中学校教育を行うことを目的として天満中学校、東生野中学校 心和中学校３つの夜間学級を設置しています。
今年度令和6年4月から文の里中学校と天王寺中学校の夜間学級が新設する心和中学校に統合移転されました。天王寺は、令和8年までは、心和中学校天王寺教室として学びの場を提供しています。
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